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映画・音楽・本/2008-08-29:となり町戦争

2008-08-29 (金) 21:43:34 (5511d)

お盆休みに読んだ本。
面白かった。
amazonでの評価はあまりよろしくないみたいだけど…
おいらには、すんなり読めたのだ。

 

ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。それでも、町の広報紙に発表される戦死者数は静かに増え続ける。そんな戦争に現実感を抱けずにいた「僕」に、町役場から一通の任命書が届いた…。見えない戦争を描き、第17回小説すばる新人賞を受賞した傑作。文庫版だけの特別書き下ろしサイドストーリーを収録。 (amazonより引用)

 

このとなり町戦争は、いつ行われているのか、何が行われているのか、全然わからないが、着実に戦死者が増える。
市報だけでその戦死者数の情報が得られるのだ。
恐ろしすぎる。

 

銃声が飛び交う状況なら、戦死者も増えていくのは理解できるだろうが、人々は平穏に暮らしているのだ(戦争が行われていることを知らないかもしれない)。
いつ?
何で?
どうやって?
どこで?
戦死?
この町で?

と、自分がその市報を見たら、そんな疑問ばかり出てくるだろう。

どんな戦争でも、やっぱり、戦争とは嫌なものだのぉ。
必ず誰かが犠牲になる。

 

最後は、切ない感じでしたな。

 
投稿:2008-08-29 (金) 21:40:41

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