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映画・音楽・本/2009-05-03：夜は短し歩けよ乙女 ■

友達が「すげー面白いよ！」と言っていたので買って読んでみたのだ。
先月かな。
amazonのレビューの評価も高い。

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作。(amazonより)

文体が昔の小説のようだった。
太宰治とか、そのくらいの時代な感じ。
でも、ときどきその風味が薄れていることもある。

はっきり申すと、この本、おいらには合わず。
読むのにものっすごく時間がかかってしまった。
普通の本の倍はかかった気がする。
大変だった。
たまーに面白いところがあったが、友達がハマったときのように
「次がどうなるのが楽しみで仕方ない。面白すぎて電車の中で読むのは大変」といったことはまったく感じることが出来ず残念である。

なぜ？と思ったら、「この本はファンタジーだからでは？」ということになったのだ。
おいら、ファンタジーが好きではないのだ。
この本は、非現実的なことばかり起こるので、入り込めなかったのだな。
ファンタジー好きな人にはお勧めなのではないでせうか。

amazonで単行本と文庫合わせて100件以上レビューがあるのに、ほとんどみんなが面白いと言っている。
すごい。
その仲間になれなかったのは、とても残念。

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